矢島町の指定管理者施設
民間委託と由利本荘市・矢島町
平成19年12月14日
| 太田良行 NPO法人矢島フォーラム理事長 |
由利本荘市には平成19年10月現在169の指定管理者施設があります。これは由利本荘市の公施設の約25%に当たる数です。このうち矢島町内にある該当施設は17施設です。以下に表にしてみました。![]() 矢島町内の指定管理者施設↑ 民間でできることは民間でという考えのもとに、公的施設でも民間に運営を任せられる施設は民間に任せようというので、平成15年に指定管理者制度が導入されました。 指定管理者制度を簡単に説明すると、市などの自治体が所有する公施設の管理運営を民間に委ねようというもの。小泉行政改革の「民でできることは民間へ」の大きな目玉政策のひとつでした。 これを受けて、由利本荘市は「指定管理者条例」を定めて、野球場などのスポーツ施設、公園などの娯楽施設、図書館などの文化施設をはじめさまざまの公施設を民間の企業や事業組合に委託しつつあります。まだ委託した例はありませんが、NPOやボランティア団体も対象になり得る制度です。 由利本荘市には677の公施設があり、169施設が民間の指定管理者に委ねられています。このうち、17施設が矢島町内にあるもので全施設名をリストアップしてみました。 「野菜王国」を例に表に説明を加えてみますと。 ふだん私たちにおなじみの野菜王国ですが、正式名称は「矢島農林水産物直売・食材供給施設」といいます。長いので「野菜王国」と代えておきました。「福寿荘」も「由利本荘市デイサービスセンター『福寿草』」と正式名称は長々しいです。 野菜王国の指定管理者は矢島町農林水産物直売組合です。指定管理者に個人はなれませんので、受託できるように組合を作ったものでしょう。 野菜王国が由利本荘市から指定管理者に指名されて管理運営を開始したのは、平成18年4月1日です。といっても、野菜王国はそれよりずっと前からあったわけですが、指定管理者制度以前は業務委託というかたちで市(町時代)から民間が管理運営していたものです。 指定管理者制度は、原則期限制・公募制です。野菜王国は委託期限が4年間。期限の終了する平成22年3月には、あらためて指定管理者が公募されることになります。ただ、平成18年の指定にさいしては制度移行による混乱を回避してか公募は行われませんでした。 委託年限は4年ということになっています。由利本荘市に限らず多くの自治体の場合、委託年限は3〜5年というのが圧倒的です。由利本荘市が、一部の例を除き、指定管理年限を4年としているのは、4年以下だと(現)市議会の審議を一度も経ない指定管理者が出てしまう可能性を排除しようとしたからです。(指定管理者になるためには、市議会の承認が必要) 一部の指定管理者制度に指定された施設で公募が行われた例もあります。岩城の天鷺城、東由利の「黄桜温泉湯楽里」などは公募制をとりました。 矢島町内の施設で公募で指定管理者を募ったのは、花立クリーンハイツ(同地内施設)です。平成18年に公募が行われ、ふたつの企業のうちから鳥海ユースパークが指定管理者に指定されたものだと市は説明しています。 指定管理者として公施設を受託した団体は、毎年経営内容を市に報告しなければなりません。 公施設で指定管理者制に移行していくものはこれからも増える見通しです。 ご意見、ご感想をおまちしています。 |