矢島町のインターネット人口はどれくらい?
ひとつの推論として 平成19年3月1日
| 太田良行 NPO法人矢島フォーラム | ||||
| 素朴な質問 矢島町にパソコンを使ってインターネットを利用している人はどれくらいいるのでしょうか。 平成18年実施の「県民情報化調査」と「矢島町の人口統計」から推測してみました。 「県民情報化調査」は秋田県が毎年調査発表しているもので、今回参照したのは平成18年5〜6月に実施されたものです。15歳以上の男女2500名にアンケートを行い1227名から回答を得たもの。回答率は49%です。
計算上は2341人 これを矢島町の人口5285(15歳未満を除く)人にかけるとおよそ2341という数字が出てきます。単純にいえば、矢島町でのPC&インターネットユーザーは2341人いるということになります。 ところで、平成19年2月1日現在のybネットの契約者数は397です。矢島町ではほかにも、鳥海ネットなどのプロバイダーを利用してインターネットに接続している人が考えられますが、それにしてもybネットの契約数から推測するに、2341人という数は実際のPC&ネットユーザー数を過大に見積もっているように思われます。 そこで、さらに詳細なデータも加味して、より実際値に近い数値を追究してみることにしましょう。 修正しても1885人 PC&ネットユーザーには年齢差や性別差があります。そのうち利用差に大きい隔たりが出るのは年齢差です。表2によると、10代〜40代のPC&ネットユーザー率は68%であるのに対して、50代以上では23%とその割合比は3対1になっています。
矢島町では、15歳以上50歳までの人口は1427人でその68%は970人。また、50代以上の人口は3848人でその23%は885人。両者の合計は1855人です。これでやや実感値に近づいてきました。とはいえ、実感値というのは、僕などの場合、これよりももっと小さい値であるように思われます。 ネット紋次郎の存在 そこでいま一度数値をチェックし直してみましょう。看過していたのはアンケート回収率です。 アンケートの回収率は49%、およそ半分でした。回答しなかった人が半分いたわけですが、このなかには不在だったとか忘れていたとか単純な理由のほかに、「PC&インターネット無用論者」もいたと考えられます。 「PC&インターネット無用論者」とは、ご自分の人生にPCやインターネットは無用のものと考えている方のことです。「PC&インターネット無用論者」はときに、「あっしには関わりのねえことでござんす」の木枯し紋次郎よろしく、ことさらにPCやインターネットの話題を拒否することがあります。こういう方は、アンケートそのものに対してもこれを無価値だと考え回答を積極的に拒否していたということもあり得ます。 つまり、回答に現れない無回答のなかにも一定の割合でPC&ネット非利用の意思表示を読み取るべきではないでしょうか。そうだとすれば、51%の未回答者のなかにも一定の割合で非「PC&インターネットユーザー」をカウントしなければなりません。 残念ながら、いまの時点でその割合を定量化してみせることはできませんが、その分の「非利用者」を「回答者」の母数に加えると、「PC&インターネットユーザー」の割合はさらに縮小されることはたしかです。 積極的な情報発信者は 「県民情報化調査結果」にはほかにもデータが載っています。インターネットで「HP,ブログ、掲示板などによる情報発信・交換」をしている人は「PC&インターネットユーザー」の7.7%、「SOHOや在宅ワークでの利用」をしている人は同じく0.6%です。 両者の合計8.3%の人がインターネット上で積極的に不特定多数の人に情報を発信しているということになります。メールも情報を発信する行為ですが、発信先が特定の個人(場合によってはグループ)であるために、インターネットの普遍性という性質を満たしていないのでここでは省きます。 インターネットの特長のひとつは情報の相互方向性にあります。この側面が育たないことにはインターネットが第二の産業革命になることはあり得ません。 これを矢島町内のPC&ネットユーザー(計算値)に当てはめてみると156人がHPやブログなどをもっていることになりますが、実感から判断すると矢島町内に156のHPやブログがあるとは考えにくく、このことからも矢島町内の「PC&インターネットユーザー」を1885人とみることにはやはり問題があることが窺われます。 参考資料: 秋田県「県民情報化調査」 「秋田県の人口と世帯」 由利本荘市「住民基本台帳人口・世帯数について」 ご意見、ご感想をおまちしています。 |
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