「矢島の人たち」企画原案

        ネットリテラシー調査レポート   第1回        

佐藤勇
 由利本荘市議会議員
NPO法人矢島
フォーラム理事
    
新市一体化はなかなか大変
 新市初選挙を突破 
 平成17年3月21日に、私は旧矢島町の町議会議員として3期目の途中、合併という世紀の大改革で余儀なく3期目の4年間を全う出来ずに議員生活を終わらせる羽目になってしまいました。

 しかし、合併協議会の中での決議で10ヶ月の在任特例を容認され、その後平成17年10月に一市七町一発選挙・定員30名に候補者60名という激戦に突入し、下位から2番目で辛うじて議席を獲得させていただきました。

 私に応援して下さいました有権者の皆さんそして、投票こそいろいろな事情から出来なかったけれどそれに近く暖かく見守り応援していただいた皆様の付託に応えれるように、肝に据えて頑張る覚悟であります。

 このことは、私を一大転機、今までの議員生活から一歩も二歩も前進、議会と9万市民との距離感をなくすように努め市政発展の為微力を尽くす決意を新たにしたのです。

 
課題山積の新市行政
 さて、合併から1年経過しましたが、新市町づくり計画に沿ってとはいうものの百年、何十年とその自治体の特徴を生かしながら独自の運営をしてきた市町同士が合併したからと言って直ぐさま一心同体になれる訳がありません。

 各市町のいろいろな思惑の中で合併へと進展したのであります。いろいろな各市町の継続事業等の余儀ない踏襲等に追われる現在の市政運営であります。

 もっとも、合併とは行政水準の遅れている部分を合併によって全体で引き上げレベルをほぼ同じにして国からの支援を少しずつ減じて行こうとの国の指導でもある訳で、計画あるいは持ち込みの事業であってもいずれその事業に関わる事業費が一般財源であれ、合併特例債であれ全市民の後年度負担になる事だけは明白であります。

 いくらその7割が、地方交付税算入になるとしても年々地方交付税が削減されていく現実から見て必ず近い将来窮屈な行財政運営を強いられる事になると見ているのは私だけではないはずです。(自主財源の増える見込みの無い財政は、負債償還の為自由に使える金が圧縮される)

 と言うような事で、いま借りて使うお金は相当の覚悟で長い将来を誤らず見据え有効な効率良い使い方をして行かないと大変な事になります。後生に借金を背負わす事になりかねない、特に平凡な自治体がプロ並の企業経営をしていく事は一考を促すものであります。

 
ケーブルテレビとインターネット
 市長が政治生命をかけている当市は、国内でも面積が広く市民の一体感の醸成は、これが最良だとしていま大投資をしているのがケーブルテレビであります。

 情報の格差をなくす事が一体感を表す最良手段と名打って進めておりますが、財政が豊かであれば心配無いと思いますが、すべて借財であるわけで、それも加入者の加入率が経営のバロメーターであります。全市何パーセントの加入率が健全経営の指標か、そして素人のテレビ局でこれだけの借財を抱えて将来本当にやっていけるのか常に危惧の念を抱いております。

 また、ケーブルテレビとインターネットとがセット加入とするところにも問題があります。どちらか一方という方があるとおもいます。その都度一般質問等でも見直しや計画内容等について再三問いただしているが、テレビの難視聴対策だけならその十分の一でも可能なわけで、インターネットとテレビの双方向通信という事で事業を大きくしているのです。

 現在IT関係の進歩は目を見張るごとくであり、インターネットだけなら民間を最大限活用していくのが懸命であろうと思うし、現に低価格と同時に光の速さへの凌ぎの挑戦にいとまが無い事は周知の通りです。

 
矢島小学校
よりよい市政をめざして
 私が、一番懸念材料としているのは当市の人口層であります。高齢化率27パーセントを超える年齢層からも果たしてテレビ多チャンネルを年金目減り、医療費高騰・介護保険料値上げ等々生活費を圧迫の、国保保険料滞納・アパート家賃滞納・生活保護家庭が増加するなどの社会経済生活の中で、果たして更にお金を払って迄テレビを視聴するのか、65才以上の方がお金を払ってまで実際どのくらいの方々が利用するだろうか、はなはだ疑問であります。

 管内にはまだ自宅まで舗装もされてない、また日常の車の往来さえもままならない生活を強いられている方が少なくありません。100メートル以上もの幹線経路から離れているつなぎ道路を何百万も自費で舗装している方もおります。

いっぽうで、当市は、携帯電話の不感地域がまだまだ随所にあります。はやく何とかしてくれという若者たちの願いも無視できません。

私はまず、市民の一体化とは日常の生活の不便をなくすように底辺の生活水準を上げる事こそが合併市民の一体化であると信じているものであり、その信念に基づいて今後も活動を続けて参る所存でありますので、皆様の更なるご支援を切にお願いする次第です。

第一回終了


補注  一部誤字を訂正しました。 2007/2/4日記 


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