「矢島町複合的教育ゾーン」基本構想案説明資料
                   平成16年7月
               矢島町教育委員会


I 策定の基本的な考え方

1 教育への熱い思いを引き継ぐ
勉学を貴ぶ気風を確実に継承し、揺るぎないシステムとして定着させ、新しい時代に相応しい教
育環境の充実を目指す。

2 少子化への対応
児童牛徒数の減少により学校規模が縮小され、学校の活力の維持や学習効果などの面で、将来に
わたり十全な教育環境を維持することが極めて困難になる。
これまでは、国や県からの教員加配措置等で学級減に対応してきたが、中学校においては全教科
についての免許保有者を配置することができない状況等が生じることは間もないことであり、「互
いに切硅琢磨して学び合う姿」や「成し遂げた喜びを集団で分かち合う姿」など、活発な学習活動
ができにくい状況が生まれて、次第に教育環境の弱体化が懸念される。また、このまま中学校が小
規模校化していくのをじっと待っていたのでは、この地域における学校の活力が失われていく。

3 将来構想の視点
保育園、小学校、中学校、そして県立の矢島高校及び町の生涯学習施設を含めた、矢島町の教育
施設構想全体の視点から、そのねらいや位置付けを構想する必要がある。
また、学校の小規模化、少子化時代にあっても、活力に満ちた教育環境を整備する積極的な政策
立案が求められる。学校建設を行う今この時期を好機と捉え、将来構想案を提示する。

II 矢島町複合的教育ゾーン構想について

町立の矢島小学校、矢島中学校と県立の矢島高等学校、及び文教・集会施設などの生涯学習施設
を同一敷地内に隣接させ、相互の機能連携を保ちつつ、地域連携型の複合的な教育施設を設置する
ことかできれば、開かれた学校としての教育施設の拠点化と校種を超えた活力ある教育活動の展開
が図られるとともに、施設の共用や教員の相互交流、生涯学習の積極的な推進、及び学校運営や授
業に地域の人々の参加も容易となり、当地域における特色ある教育の一層の充実が期待される。

III 矢島町総合的教育ゾーンが目指すもの

1 町立の中学校と県立の高校を同一敷地内に隣接させて教育施設の拠点化を図り、特別教室や学
校図書館・情報処理室、体育館・多目的ホール、プール、グラウンドなどの「施設・設備を共用す
る」ことにより、施設設備の有効活用が図られるとともに、充実した学習環境を整備することがで
きる。また、建設費の抑制にもつながる。

2 隣接教育施設のメリットを生かし、両校の免許保有教員が校種を超えて指導して免許外教科指
導の解消と、少人数学習が可能になるように「教職員が相互交流をする」ことにより、人材と設備
の相互活用を推進し教育サービスが低下しないようにできる。

3 学校図書館やプール、多目的ホールなど、施設の共用部分を地域に開放したり、地域の人材が
学校運営や授業に参加するなど、学校と地域との連携を強化しながら、郷土に対する愛着を深めさ
せるとともに、地域に対する学習を積極的にすすめ、開かれた学校づくりの中で生涯学習の充実を
図る。

lV 中学佼の建設について

「老朽校舎等改築基本構想策定事業」が県教委において推進されている。「あきた教育新時代創
成プログラム(素案)」及び「県立高等学校の統合整備計画案」によれば、老朽化が著しい県立矢
島高校は、「将来的にも学年2学級規模で存続させる」、そして「今後、矢島町と小、中、高の新し
い形の学佼について検討をはじめている」となっている。このことを県教委は、県議会終了後にイ
ンターネット等で広く公表した。

 複合的教育施設のメリットを考え、この将来構想を具現化するためには、少なくとも70000uの
用地面積が必要。このあと、中学校建設については、議会から提言及び、教育委員会と中学校建設
検討委員会からの答申などを基に、建設場所と用地面積を確定し、用地関係者への事業説明に入る
とともに、中学校建設委員会を組織して、マスタープランづくり、基本計画・基本設計等に着手し
ていきたい。